Queen時代、ブライアンが使っている弦はロト・サウンド（下写真左）であったことは
よく知られている話です。
ソロになった以降は、オプティマのゴールド弦（下写真右）を使用しているようです。
私はQueen時代のブライアンをコピーしていますので、使う弦は常にロト・サウンドです。
ブライアンは1984年4月のインタビューでは「弦はロト・サウンドを使っているが、08は切れやすいので最近は09を使っている」と答えています。
とすると、82年のツアーまでは08、84年のツアーからは09を使っているということでしょうか。
しかし82年のホットスペースツアーからギターのサウンドが変わっているようにも聞こえます。
要因としてはピート・コーニッシュのペダルボードを使い始めたことも大きいと思いますが、もしかしたら09の弦を使い始めたのはアルバム「ホットスペース」の性質上、アルバムのレコーディング時、ライブでは82年からかもしれませんね。
Queenのトリビュートバンドのギター担当としてはコピーするライブの時代によって張り替える必要があり、いつから09の弦を使い始めたのかは今後の課題です。
弦にもブライアンの強いこだわりが見えます。
09の弦についてはロト・サウンドの09セットを使っていたと思われますが、こだわりがあったのは08を使っていたころです。
ロト・サウンドの08セットの場合、そのセット内容は08、11、14、22、30、38となります。
しかし、ブライアンは細かいニュアンスを出すために08、09、11、16、23（ロトには23は無いと思われるので22or24かも）、32という大変変則的な組み合わせを使っているという情報があります。
感覚的には1弦が2本、6弦が無し・・・といったところでしょうか。
私もこのセットをそろえて実際にひいてみたことがありますが、音程が安定せず、常にチューニングが狂っている感じがありました。
しかしブライアンがそうやっていたのだとしたら是非また挑戦したいセットです。
